お茶の製造工程をのぞいてみよう!

皆さん茶畑にあるお茶がどのように家に届くのかご存知ですか?

 

 

 

 

5月に一番茶 (新茶)のお茶摘みを狭山で見学してきたので
皆さんにその様子を是非紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

 

まず皆さん一体お新茶がいつ頃摘まれているのかご存知ですか?

 

 

暖かい地域では4月の上旬そして涼しい地域では5月の半ばから
後半に一番茶が摘まれています。

 

私が行ってきた狭山では基本的には5月の頭にお茶を摘みます。

 

 

 

 

昔はお茶は手で摘まれていましたが近年では機械による茶摘みが主流です。

 

私が茶畑で出会った茶農家さんは 下の写真のように畝の両側に人が立ち
二人がかりで使う茶摘み機を使っていました。

 

積まれた生葉がどんどん袋の中に入って行き 膨らんでいく様子は
見ていて面白かったです!

 

今でも高級茶は一つ一つ丁寧に手で摘まれているのですよ。

 

 

 

さて図々しい私たちは茶農家さんにお願いをして荒茶工場まで見せてもらいました。

 

お茶は摘まれた瞬間から酸化が始まってしまうので急いで
荒茶工場にお茶を持って行きます。

 

基本的に緑茶は酸化をさせないからです。

 

酸化が進むと緑じゃなくなってしまうのです。

 

ちなみに紅茶や烏龍茶はわざと酸化をさせて作られているんですよ。

 

 

 

 

ここのお茶農家さんはとっても大忙し。

 

茶摘みの時期には朝お茶を摘んで、その後は夜遅くまでずっと工場にいるそうです。

 

 

 

さて、では普通煎茶の製造工程を一緒に見てみましょう。

 

まずはお茶を高温で蒸して酸化を止めます。

そして少し冷やしてから今度は揉みながら高温で水分を飛ばしていきます。

 

 

 

 

この工程は数段階あって揉み方や温度も変わります。

そして最終的には細長くよれていつもよく見ているお茶の形になります。

しかしこの状態はまだ私たちがいつも買っているお茶ではありません。

状態では茎や芽の葉などそれぞれの部位が一緒になっている上に、品質の悪い葉も混ざっているので、
それらを分ける必要があります。

また荒茶の状態では水分量が多いためにすぐに悪くなってしまいますので、
もう少し入れて水分量を下げるため最後にさらに熱を加えて仕上げます。

 

 

 

 

この茶農家さんは荒茶までを製造してそれを仕上げ茶工場を持つお茶屋さんに卸しています。

 

 

 

最後にここの茶農家さんから荒茶と生葉を少し頂いてしまいました。

荒茶は雑味がありますが色々な複雑な味がして私は意外と好きです♪

 

 

 

 

私の親戚の狭山のお茶屋さんは荒茶を仕入れて
仕上げ茶工場で部位分けされたお茶をブレンドして独自のお茶を販売しています。

 

もし仕入れている荒茶が同じでも、
ブレンドのやり方などで個性的なお茶にパッケージされていくのです。

 

 

 

以上がざっくりではありますが、お茶が摘まれてから製茶になるまでの流れです。

 

何となくでもお茶の製造についてわかってもらえればうれしいです^^

 

 

 

この記事を書いた人
Rica
竹内 梨夏

平成元年8月10日 生まれ しし座 A型 

初代ミス・ティー・アンバサダー/ 煎茶道師範(祖母と同じ流派)/日本茶インストラクター/ マインドフルネス・スペシャリスト

・ 東京都東久留米市で茶舗を営む家に長女として生誕
・ 小さい頃からお茶葉をお店から盗み食いするほどのお茶好き
・外国人並みの日本文化&ZENオタク
茶道、書道、水墨画、香道、盛り物、坐禅、読経・・・禅が土台にあるあらゆるものの修行に身を捧げている

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