「マインドフルネスの効果って実感としてどうなの?」
そんな疑問を持つあなたに向けて、私の実体験を書きました。
「不安の軽減」や「集中力向上」など、広く知られている効果を検証!
コロナが始まってから1年間、毎朝マインドフルネスを実践している私が実感した効果を、僭越ながらご紹介させていただきます!
個人的な感想ですが、参考になれば嬉しいです。
私のマインドフルネスの効果検証!実感は?
まずは、改めて一般的に知られている、マインドフルネスの効果をまとめてみました。
ん〜、たくさんありますがどうなんでしょうか!
詳しい脳の変化や理論の話は、別のページ(cha-link)にあるので、良ければご覧ください。
ここでは、マインドフルネスの効果が私の実感として実際のところどうだったのかをお伝えしていこうと思います。
また、うつ病と依存症については、私のマインドフルネス実践中にはなかったので、効果検証は割愛させていただきます!
集中力アップ
実は、私は集中力アップ効果を今でも怖いほど感じています。。
しかも、わりとマインドフルネスを初めてすぐに実感し始めました。
一度何かに取り組み始めると、返ってこれないんじゃないかくらい集中してしまいます(笑)
一方で、テレビなどを観始めると、周りの声が聞こえないくらい集中して観るようになってしまったのですが(汗)
ですので、環境を整えることが大事かもしれませんね。
集中力アップというマインドフルネス効果は、不安に囚われなくなったこととリンクして実感できたことだと考えられます。
何故なら、不安なことがあると、「あぁ、失敗した~」「あれ大丈夫かな」などと考え事に引っ張られてしまいますよね。
そうなると、結果的に集中できない状態に陥ってしまうんです。
イメージつきにくいかもしれないのて、私の体験を例にとってご説明します。
不安の軽減
こんな話をするのは恥ずかしいですが、マインドフルネスに出会うちょうど直前まで、私は新しく始めたお茶の仕事が思うように進まず悩んでいました。
不安になることが多かったり、自分を責めたり。。。
あと、個人的によく「白昼夢」に連れていかれていました。
仕事がうまくいっていなかったこともあって、楽しい想像ばかりして、妄想から戻ってこれなくなることがしょっちゅうあったんです。
そうすると、「今日も頭がお花畑で終わっちゃって、全然やるべきことができてない!!」と自分を責めるループ。
仕事だけでなく当然勉強にも集中できず、国家試験にも落ちてしまいました。
そんな時にマインドフルネスに出会って、不安にうまく対応できる「すべ」を学び、さっそく実践し始めました。
ここであなたに間違って理解してほしくないのは、私が「全く不安にならなくなったわけではない」ってことです。
どちらかといえば、「不安になっても大丈夫」そう受け入れて、不安な気持ちをすぐ手放せるようになってきたということなんです。
そうすると、自然と今目の前のことに集中できる心の準備が調ったんですよね!
EQ(思いやり力)
EQはよくIQに対応して使われる言葉で、日本語に訳すと「こころの知能指数」。
思いやり力を表す指数ともいわれています。
「え?マインドフルネスで思いやり?」私もはじめはそう思っていました(笑)
確かに、脳科学的にも、マインドフルネス実践中に他者への共感に携わる脳内ネットワークや子育てに関わる部位が活性化していることは座学で学びましたし。
だけど、マインドフルネスの効果としての「思いやり力向上」ってどう実感するの?
という疑問は私にもありました。
結論から言うと、マインドフルネスによって「怒る気持ちがなくなって、いつも優しい気持ちに満たされている♡」という状態になれるわけではないです。
今でも、イラっとすることや、優しくしたいのにできないってことはあります。
それでも私は、EQ向上効果は実感した(している)と断言できます。
では、何が変わったのか。
ずばり、
イライラしたり自分を責めてしまった時に、それに気づいて、フラットな自分軸に戻るスピードが格段にUPしました。
イライラしてしまう自分に「気づき」「観察し」「許し」「受け入れ」「手放す」。
この習慣こそがマインドフルネスの心であり、あらゆる効果を実感するためのカギです。
具体例に私の実体験をお話ししますね。
やはりマインドフルネスを実践し始める前のことです。
大好きなおばあちゃんの物忘れがだんだんとひどくなっていました。
そして、そんなおばあちゃんから何度も同じ質問をされることに「イライラ」してしまう自分を責めていた時期がありました。
本当だったら優しくしたいのにできない。。
ちょうどそんな時に、マインドフルネスを毎朝実践しはじめました。
そして、毎朝おばあちゃんの幸せを祈り、自分の不完全さも含めて自分に感謝することが習慣になっていきました。
すると、イライラしても「そう感じてもしょうがない」と受け入れられるようになってきたんです。
結果的にイライラすることも、イライラしている時間も減ったんですね。
ゼロにはなりませんが、それでいいんです。
あなたにも、食べちゃダメだと思うほど食べてしまってダイエットに失敗した経験はありませんか?
マインドフルネスを通じて、徹底的に自分を受け入れることで、根本的な心のあり方が本当に変わりました。
人間完璧じゃないし、感謝したいのに自然にその気持ちが湧いてこないことって誰にでもありますよね。
でも、意図的に、感謝を習慣にすることは可能です。
そう言った『いい癖』をつけることで、感情的にぶれてしまった自分を受け入れて「そういうこともあるよね」と、ネガティブな感情を許します。
そうすることで、負の感情に振り回されることが減り、心穏やかでいる時間が増えて結果的に人に優しくなれるんですよね。
「思いやり力向上」はマインドフルネスの効果として、私自身はこんな形でしっかりと実感しています。
ストレス耐性の向上
マインドフルネスの効果としてよく知られる「ストレス低減」や「ストレス耐性の向上」についても私は実感できました。
ただ、もしかしたら、ストレス耐性がつくことについて勘違いをしている人がいるかもしれません。
「頑丈な岩の様にストレスがあっても、動かない心になる」
「ストレス自体を感じなくなる」
あなたがマインドフルネスにそれを求めているなら、それは残念ながら叶わないと思います。
どちらかといえば、
「ストレスを受けても、すぐ平常心に戻るれる」
その習慣作りが、マインドフルネス実践の価値です。
実は私たちは結構、反射的にストレスに飲み込まれる癖がついてしまっているんですね。
例えば、
冷静に考えた結果ではなく、何か感じた瞬間、湯沸かし器的に感情や思考が出てくることってありますよね。
専門用語ではこれを「自動思考」と呼んでいます。
ちなみに、私の場合。
しかも、3つ目についてはさらによくない自動思考があります。
もはや食べ過ぎとか関係なく、「お腹がパンパンで張っている」状態なら、自動的にストレスを感じてしまうんです。
例えば、生理前でお腹が張っている時やむくんでいる時。
違う理由でお腹が張っていても、食べ過ぎた時と同じ感情が出るんですね。
これはまさに悪い版のパブロフの犬状態(笑)
そこで、マインドフルネスの良い習慣が役立ちました。
マインドフルネスの習慣で、まずは「気づいて」「受け入れる」というステップの話をしましたよね。
自分がストレスを感じたら、それに気づいてあげて、観察して、受け入れてあげると、とても気持ちが楽になります。
「私は今ショックを受けているんだな〜」
「私はイラついているんだな〜」
とストレスに気づいたらすぐ、感情を観察して
私の場合は
「まぁ人間なんだから普通か」
という言葉で受け入れてあげると、感情がす〜と手放せます。
これを身につけたおかげで、私の場合はストレスとうまく付き合える様になりましたよ。
トラウマの軽減
結論から言うと、私の実感としてはマインドフルネスはトラウマの根本的な解決には繋がらないと思います。
もっと詳しく言うと、マインドフルネスで自分が気づいていない潜在的なトラウマを癒すのは難しいです。
一方で、すでに自覚している顕在的なトラウマの軽減には繋がると思います。
ただ、ここでの注意点は、自分では自覚しているトラウマがあっても、実は問題は別のトラウマだったりするので、なかなか一筋縄では行かないんですね。
と言うのも、私自身が別のトラウマのヒーリング法を自分自身にやっていて、そっちの方が圧倒的に効いたからです。
ちなみに、私は基本ハッピー野郎系で(笑)とてもポジティブなので、自分がトラウマを持っているとも思っていませんでした。
たまたまご縁で、興味本位でトラウマを掘り起こして、癒すと言うセッションを体験したんですね。
そしたら、実は私には囚われていた感情があって、それを癒やしたおかげで感情面で気になっていた問題が解決されました。
さっき言った様に、マインドフルネスには自覚しているトラウマが気にならなくなるという効果はあると思います。
ただ、トラウマがあると、ふとしたきっかけでそれが多々表出する(気づいてない場合が多い)ので、毎回マインドフルネスで対応するのは単純に大変だなと。
個人的にはそう言う意見です!
トラウマヒーリングについてはまた別の時に書けたらと思います。
よく眠れる
最後に、睡眠について。
もともと睡眠障害はないのですが、かつてはさっき話した様に、
「白昼夢同様に妄想が広がってなかなか眠れない」
と言うことがありました。
また、
「仕事に追われているとき、寝る前もずっとそのことを考えてしまって寝られれない」
ということは今もあります。
その時私がやっていたのが、「ボディスキャン」というマインドフルネスの手法です。
「スキャン」という言葉は日常では、紙の資料をデータに読み込むっていう場面で使いますよね。
それと同じ様に自分の体を読み取っていく感じなんです。
足のつま先から頭のてっぺんまで順番に呼吸を調えながら意識を向けていくんですね。
その時は、CDの音声で誘導してもらってやりましたが、だいたい途中で寝ちゃいます(笑)
私は有料のCDでやってたのですが、YouTubeとかでも探せばたくさんあると思うので、探してみてくださいね。
まとめ
正しいマインドフルネスの姿勢「気づき」「観察し」「許し」「受け入れ」「手放す」を理解して実践すれば、様々な効果を実感できる!
ただし、マインドフルネスの効果について誤った期待を持つと、実態効果とのギャップがおこり実感できないと感じてしまう場合もある。
というのが私の結論です。
しかも、マインドが変われば、初めてからわりとすぐにマインドフルネスの効果をそれぞれ実感できます。
けれど、効果のレベルは続けるほどに上がっていくし、だんだんとその価値を確信していく感じですね。
また、個人的にはいきなり「呼吸に10分集中してください。」というのはハードル高かったです。
なので、私の場合は大好きなお茶を淹れることに、マインドフルネスの手法を取り入れることで何とか美味しく1年間続けられました。
あなたも自分にあったマインドフルネスの方法を見つけてくださいね!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。