ベトナムの「喋ってはいけない」喫茶店

ベトナム人の友達に紹介されて世界遺産都市ホイアンにある、Reaching Out Tea Houseという喫茶店に行って来ました★

いつ時間が取れるかわからなかった私は、予めお店に入って閉店時刻を聞くことにしました。

私は店員さんに聞きましたここは何時閉店ですかすると店員さんは慌てた様子でシーっという動作をしたり耳と口を指差したりしましたどうも喋っちゃいけないとジェスチャーで伝えているようです。

しかし、よく事情が飲み込めなかった私はもう一度質問しました。

後で改めて来たくて、この閉店時間が知りたいだけなのですが。

すると店員さんは壁に掛けてあった張り紙を指差しましたそこには沈黙を楽しみましょうと書いてあります。

釈然としないまま、ここのルールでは言葉を発してはいけないのだということだけを察した私は、さっとメニューを開いて閉店時間を確認しすぐに店を出ました。

その後私はモヤモヤした気持ちでしたか少したつと逆に興味が湧いてきました。

改めて店に戻った私はそつなく無言で席に案内されました。

そして気付いたのは店員さんたちは皆耳が聞こえていないと言う事でした。

テーブルにはオーダー用の紙が置いてあり注文したいものにチェックを入れて店員さんに渡すというものでした。

私はお茶の三種飲み比べを注文しました。

はじめこそ少し様子を見ていたものの店員さん同士が手話で会話する様子だったり、お客さん達が静かにその時間を楽しんでいる様子をみているとこの空間のよさがだんだんわかってきて私も少し経ったらもうその場所が好きになってしまっていました。

私は烏龍茶、緑茶、ジャスミン茶の3種類を頼みましたが、 静けさの中で味わうお茶は本当に濃厚で、 尊いものの様に感じられました。

照明も暗めであったこともあり、なおさら精神が味覚に集中させられていたのかもしれません。

この新感覚の喫茶店での体験は、ぜひ日本でもやってみたいと思いました★

もし今度ホイアンに行く人は是非足を運んでみてください♪

この記事を書いた人
Rica
竹内 梨夏

平成元年8月10日 生まれ しし座 A型 

初代ミス・ティー・アンバサダー/ 煎茶道師範(祖母と同じ流派)/日本茶インストラクター/ マインドフルネス・スペシャリスト

・ 東京都東久留米市で茶舗を営む家に長女として生誕
・ 小さい頃からお茶葉をお店から盗み食いするほどのお茶好き
・外国人並みの日本文化&ZENオタク
茶道、書道、水墨画、香道、盛り物、坐禅、読経・・・禅が土台にあるあらゆるものの修行に身を捧げている

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